占いの進化
さて、占いの最初が天気予報だとしたら、
なぜ現代のようなことになったのでしょう?
ある程度時代が進むと、『国』にとって必要なのは
天気だけではなくなってきます。
まさに『国の行く末』がどうなるのかが焦点になります。
そこで、占いの予知する力で、自国の遠い未来を知りたい
と考えるようになります。
天気でも国の情勢でも、必要なのは『情報』そして『知識』です。
命がけの占い師たちは、必然的にそうした情報を集めるようになります。
占い師のネットワークを作り、旅人や商売人から情報を集める。
天候であれば『風の流れ』を学ぶことで、この後の天気の変化をつかむし、
国の情勢であれば、他国の景気を知ることで近未来の動きを知ることができます。
そこで必要となったのが『町で噂を拾い集める』存在です。
こういうことが、『町の占い師』が広がった理由ですね。
街角で『占い』をする。旅人は安全な旅のために、商売人は商いのために
占いを利用し、情報を落としていく。
恋愛占いは、その中でも『女性』の噂を集めることに利用されたのでしょう。
女の噂話が好きな習性は、上手く利用すると『噂を広げる』こともできます。
占い師は『正確な占い』を求められ、こたえなくてはいけなかったために
『情報』を集め、あるいは故意に広め、
『国の発展』などのために必要な『行動』とはなにかを研究し
進言した結果がうまくいくように行動するネットワークを構築した。
昔の占い業界、大変だったんですねー(=w=シミジミ
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