占いの普及
占いというものが少しずつ変化していきました。
では、どうして今のような占いに変わったのでしょう?
占い師が情報を集めるために、最も効率がいいのは
『大きなお屋敷で働く女中』
に話を聞くことでした。
男性とは違い、おしゃべり好きで何かと立ち聞きすることも多い。
何かを話すことが罪悪感につながらず、話を聞きやすい。
そして話したがっている。
それは、女中ではなく『貴族の女性』でも同じことで、
女性占い師は『女性』から話を聞きだし、
逆に情報を与えて広めてもらう。
低価の占いで庶民の心を集め、
高額な占いと呪いを使って貴族に取り入る。
こういった占いネットワークは、『占い研究者』にも有用ですし、
大きな国家には必ずある歴史です。
歴史に占いのない国家はほとんどないのではないでしょうか?
そして、どの国でも時代でも、占いには女性が深くかかわってきました。
それは、占う側も占われる側もです。
女性は深い共感力があります。相手の感情に共感してしまうのですね。
それが、相談される側にとっての『能力』となります。
相手の感情や相談内容をくみ取り、それが占い結果と解釈につながるのです。
占い師が深い共感をもって占うことで、相談者は『信頼しなければならない』という
感覚に陥ります。これが、占いを『信じなければ』と思う原動力です。
まあ、結局のところ、昔から占いというものに、人間は弱いという事ですね!
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